2022年 ON LINE第23回総会/プレゼミ&全国研修大会

ケア・カウンセリングと深層演技 ~人間関係の原点からケアを考える~

講師 代表理事/臨床心理士 品川 博二


11月19日(土)総会プレゼミㅤ講師 代表理事/臨床心理士 品川 博二

総会プレゼミ「深層演技を理解する」14:00~17:00

①基調講演「深層演技とは何か!」

講師 品川博二 代表理事

②グループ・シェアリング「ここがわかんない、深層演技!」

 

11月20日(日)総会&全国研修大会

①総会特別講演 10:00~11:50 

「松戸行方不明女児家族の深層演技」 品川博二 代表理事

②総会 13:00~14:00

③総合シェアリング 14:30~16:00

「ケア・カウンセリングと深層演技」

    小グループによるシェアリング


第23回総会・プレゼミ参加申し込み

参加申し込みフォーム 

申込期限 11月15日(火)

申し込みの確認が取れましたら、申込みフォームに記載したメールアドレス宛にZoomのURL、ログインID、パスワードをお送りします。

※プレゼミおよび総会は、研修チケットがご利用できません(現金のみ) 

※お支払い後の返金/キャンセルはできませんので、予めご了承ください。

 

<お支払い方法>

下記口座に各所定額をお振込みください。

①協会郵便振込口座 00110-7-147466 日本ケア・カウンセリング協会

②みずほ銀行(池袋)普通4061177(特非)日本ケア・カウンセリング協会

※但し銀行振込の際は必ず事前に送金明細をご連絡下さい。(送金の明細が不明な場合、事務処理が保留になる場合があります)


<ケア・カウンセリングと深層演技>

今回の総会テーマである深層演技deep actingとは、その本質の普遍性にもかかわらず、必ずしも「ケア業界」では一般的な用語ではありません。看護の領域では、「演技」という言葉のニュアンスを「嫌って」、深層演技を「深層適応」と置き換えて使われているようです。

もともとは、深層演技という術語は、ロシアの演出家・演劇理論家コンスタンティン・スタニスラフスキー(Constantin Stanislavski)が主張した「自己誘発した感情を自発的に表現する」演技法です。それまでの演技法は、「他者に対して役割を演ずる」表層演技でしたが、深層演技は「自己に向かって役割を演ずる」あるいは「その役割を自己が生きる」と説明されます。

表層演技は、社会的役割関係において「望ましい役割」を「演ずる」適応機能でした。これに対して、深層演技はその役割演技の適応機能を越えて、新たな交わりや絆を拓く為に、改めて自身の「生きる」ことを問い直す試みでした。

 現実的な人間関係は基本的に表層演技で構成されており、表層演技を身に着けることがそのコミュニティに参加する「一人前」のメンバーの証です。しかしながら、私たちは、押し付けられ組み込まれた表層演技の森のなかで、自分自身を見失っているのかも知れません。そんな私たちが、リアルな自己を回復する為には、人間関係における深層演技の意味を理解する必要があるのです。

表層演技は、他者や社会との関係で求められる「望ましい役割演技」を「演ずる」ことでした。表層演技が機能している限り、私たちは人間関係あるいは社会に安定して適応できます。しかしながら、人生には様々な困難な問題が自分に迫り、乗り越えることに絶望してしまうこともあります。あれこれ工夫をしたのにうまく行かない。何とかできないかと悩みながら希望が見えません。そんな時、私たちは孤独と不安に陥ります。その究極が「成す術もなく、切なく願う」という状況でした。深層演技はそのような困難な状況から、私たちが再び「生きる」時に、動き出す心の働きなのです。

深層演技の機能は、自身の「生きる」力と対峙し、その応答を他者に向かって発信することにあります。深層演技は、自分に閉じ込ってしまう自閉的な自問自答ではありません。深層演技の自身との対話は、他者との応答に繋がることが肝要です。その時、あなたはもう孤独ではありません。これらの深層演技の呼びかけは、「人と人とを繋ぐ関係性の機能、心理的な共同性の根拠地」という意味として、私たちのケアリングの本質(間主観性)を啓く働きかけなのです。

深層演技の理解は、11月19・20日の総会でシェアリングしましょう!

 

理事会議長/代表理事 品川博二